家を売るのに適したタイミングは?見極め方&東広島の情報をご紹介
目次
家を売るタイミングを知りたいときは不動産価格の動向をチェック
家を売る理由は、お一人ずつ異なります。
転勤することになった、新しい家に住み替える、まとまった資金を準備しなければならないなどさまざまです。
家を手放す期日が迫っている場合は早く売れることが最優先になりますし、期間に猶予があるなら価値が上がるのを待つという選択肢も生まれます。
状況によって売るのに適したタイミングは変ってきます。
ご自身の状況に合わせて、状況がよりよい方向に向かうためのタイミングを見つけていくことが大事です。
そのためには、現時点での価値を把握し、この先どうなるかの動向を見ることが必要です。
売るタイミングを考えるときに押さえておきたいポイントを紹介します。
地域の相場を調べることも忘れずに
相場を調べる方法はたくさんあります。
一つは、不動産価格指数をネットで調べてみてください。
不動産価格指数は、国土交通省によるデータで、不動産価格の動向をエリア別に指数化したものです。1カ月ごとに発表されています。
注意していただきたいのは、指数という大きなくくりでは見えてこない情報もあるということです。
同じエリアにある家でも、中心部と周辺部では価値が違っているかもしれません。
地元の不動産会社は、よりピンポイントでの相場を知っています。また家の状態によって家の価値は変わります。
その土地の暮らしを知る不動産会社が持つ情報から、「実際いくらで売れるのか」という売却価格が見えてきます。
家を売る際に相場についてはこちらをご覧ください。
家や土地、不動産を売却したい! 自分でできる相場の計算方法を解説
いま売るべき?家を売るタイミングを左右する要素をご紹介
今、いくらで売れるのかが分かってくると、いつ売るのがいいのかを考えていくことになります。
売るタイミングを左右する要素がいくつかありますのでご紹介します。
築年数
築年数はその家の状態を示したものではありません。
築年数が古くても、きれいに保たれた家は高く売れます。
マンションの場合では、築年数がたって大規模修繕が入り、修繕前よりも価値が上がって高く売れることがよくあります。
家の価値を決めるのは、どういう状態で家が保たれているかという点です。
不動産本舗では、築年数にこだわりすぎる必要はないと考えています。
ただ、築年数が古いと、ネットで不動産情報を検索する際に対象から外されてしまう可能性があります。
また木造の家の場合は築年数が22年を超えると担保価値がなくなるため、ローンが少し組みにくくなるかもしれません。
税金
家を売却することで得た所得は、譲渡所得になります。
譲渡所得には譲渡所得税(所得税・住民税)が課せられます。
譲渡所得税は、家の所有期間によって税率が異なります。
所有期間5年以下の場合の税率は約4割、5年以上の場合は約2割と2倍近く違います。
5年以下の短期譲渡所得の税率が高いのは、所謂「土地ころがし」を防ぐという目的が考えられます。
不動産取引の状況
家を買うタイミングは「新学期が始まるまでに」「今年中に引っ越したい」といったことが多く、不動産取引は年末や年度末に増えてきます。
この状況から考えると、売りに出すベストなタイミングは年末需要にむけて10月から、年度末にむけて12月ごろといえます。とはいっても、早く売り出すにこしたことはありません。
早い方が買い手と出会うチャンスが増えます。
不動産の相場は、地価公示を検索したり不動産情報紙を見たりすることで把握できますが、価値が上がりそうか下がりそうかといった動きまでは正確には分かりません。
同じエリアでも、道路が整備されて通行しやすくなった、近くにショッピングモールができる予定があるなどで価値が変ってきますので、地元の不動産会社に聞いてみてください。
住宅ローンの金利
住宅ローンの金利は買い手の購入意欲を左右します。
金利が上昇傾向になると、買い手は早く買おうと考えます。購入意欲が高いときに売り出しておきたいですね。
国・自治体の控除
国や自治体で、家を新たに購入する場合の税控除や助成金が用意されていることがあります。
また、空き家対策や町おこしなどの観点で、各自治体で定められている控除がありますのでチェックしてみましょう。
何れも期限が定められていますので、その特例期限内に余裕を持って売りに出す方が、早く高く売れる可能性があります。
詳しくは各自治体、不動産会社に聞いてみましょう。
家を売るのを待ったほうが良いタイミングもある
家を手ばなす期日が迫っていないのであれば、価値が高まるチャンスを待つという選択肢もあります。
売るのを待ったほうがよいシチュエーションをご紹介します。
購入から5年以内の家である
家を売って得た利益の譲渡所得は、所有期間5年を境目に税率が変化します。
先ほどもお伝えしましたが、所有期間5年以下で家を売ると、5年以上で売る場合と比べて税率は約2倍になります。
ただし、譲渡所得から最高で3000万円まで控除ができる制度があります。税額が3000万円以内なら、控除の対象になるので税金はかかりません。
相場価格の上昇が期待できるとき
上昇し始めたときに売ると、上昇しきって売っていた場合と利益に差が出て「損をした」ということになります。
その見極めはとても難しいものです。
地元の不動産会社は価格が上がっていることを裏付ける情報を持っています。
ですが、上がり続けるのはいつまでか、いつ下がり始めるのかを予測するのはとても難しいものです。
不動産会社に相談しながら、地元の情報をもとによりよいタイミングを見ていくしかありません。
もう少しで特例の活用ができるとき
あと数カ月で特例の条件に当てはまるなど、それを待って売ったほうが良いでしょう。
特例を活用するためには、しっかりと情報収集しておくことが大切です。自治体のホームページなどでチェックしてみましょう。
住宅ローン金利が高まりだしたとき
今まさに、金利の上昇傾向が始まりました。
金利が高まり始めると、買い手にとっては負担が大きくなるので購入意欲が減ってきます。
需要が少ない中で売り出すため、売却価格を安くすることになるかもしれません。
まさに今売り出すタイミングです。
早めの方が買い手はつきやすいでしょう。
東広島の家を売るタイミングについて知っておきたいこととは
東広島で家を売るときに気にしたい要素は、道路、区画整理、半導体関連メーカーの大型工場の誘致などです。
工場の新設や拡大によって人が増えると、家の需要が高まります。市内各地で行われている道路工事が完了すれば交通の便がよくなり、家の価値が高まる可能性があります。
いつどのくらい価値が必ず上がるかは言えませんが、街の動きやそのタイミングは調べて売りに出した方がいいでしょう。
また、東広島は人口が上昇傾向にあり、街の成長は少なくとも4、5年続きそうに見えます。
価値が突然高くなることがあるかもしれません。
しかし、それは市内中心部のことで、周辺地域の人口は減少傾向にあります。
できれば、早めに売ることを考えた方がいいと思います。
売らずに持ち続けていたら家が傷んで売れなくなるばかりです。
東広島では、都市計画の要因で地価が上がることがあります。
東広島はほとんどが、市街化調整区域(街の形成を調整する区域)です。
それが解除され市街化区域(市街化を積極的に進める地域)に編入されるタイミングに売る方が高く売れます。
その差はかなり違います。売ろうとしている土地が市街化調整区域で、市街化区域になる予定があるかは一般的に事前には市民に知らされません。
ただ、地域全体で、市に市街化区域への要望を出しているかもしれません。
地域の世話役の方なら、こうした情報に詳しいかもしれません。
引っ越しをする前に売る
早く売りたいなら、早く売りだすことです。住みながら売り出す方法があります。売れなければそのまま住み続けることもできます。
住みながら家を売るに注意点やコツついてはこちらをご覧ください。
住みながら家を売ることはできる?デメリットをはじめ注意点やコツとは
季節的なものには左右されにくい
一般的には、2〜3月が高く売れると言われていますが、東広島では明確な差はありません。
待ちすぎてタイミングを逃すことは避けるべき
「ここは絶対に下がらない」と思い、賃貸で持ち続けるうちに価値が下がってしまった、というケースが東広島でもよくあります。
相場が上がるまでと待ち続けて上がらないことも、急に下がってしまうこともあります。「地価はまた戻る」と言われた昭和時代を経験された方に多いような気がします。
待ちすぎてタイミングを逃すことがあることも、心にとめておいてください。
東広島ので家を売るなら不動産本舗にお任せください!
東広島で不動産の取り引きをするなら、東広島に根付いた会社、また地元を愛するスタッフが多い不動産本舗にご相談ください。
弊社と大手不動産会社との違いは、街の細やかな情報を持っていることです。
この街に何ができるのか、どう変わっていくのか、それによって私たちの生活にどう影響するのかを知っています。
売るタイミングも重要ですが、買い手にも買いたいタイミングがあります。私たちは日ごろの事業の中で地元の人と人間関係を築き、買い手の情報も持っています。売り手と買い手のタイミングが一致する時こそが、両者にとってベストなタイミングです。
人によってベストなタイミングは違います。
タイミングを逃すと売れないことも知っています。
不動産本舗では、売り手と買い手のマッチングをして、ベストなタイミングを見つけていきます。
まとめ
不動産本舗は創業時より、東広島に本社を置き営業させていただいていますので、東広島にはお世話になっている方がたくさんいます。
お客様のお話をよく聴き取り、その時に考えられるお客様にとって最善のアドバイスをしております。
例えば、ご両親は子供達のために、不動産は売らずに残しておきたいと言われることがよくありますが、私たち不動産本舗では、子供さん達がそれを望んでいるかどうか、また、トラブルにならないようにきちんとした遺言書は作成されているかなどしっかりと確認します。
家を売る時のタイミングは、可能であればまずはご家族と一緒に話されて、全員一致で決めることがベストだと考えているからです。
また、タイミングによっては高い安いはどうしてもあるかもしれませんが、相場からかけ離れた価格にしない、適切な価格を提示することを常に心がけています。
お客様の思いを成就させるために、不動産本舗はこれからも変わらず「顧客視点」でお客様に寄り添います。
電話、メール、Zoom、LINE、FaceTimeからお問い合わせ可能ですのでお気軽にご相談ください。
記事を書いた人

- 東広島市で産まれ、前職から不動産業に携わって約25年、お仕事を通じて地域の皆様に育てていただきました。業者都合の提案ではなく、お客様にとって本当に価値のあることは何かを考え、本物の価値を提供することが、私の使命と感じています。お困り事、お悩み事がございましたら、まずは当社にお気軽にご相談下さい。
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