家を早く売りたい!『買取』の特長とメリット・デメリットとは
目次
家を早く売るべき?早期売却が迫られるケースとは
こんにちは不動産本舗です。
建物の価値は時間の経過とともに下がっていきます。人の手が入らない空き家状態は、家の価値をさらに下げてしまう、というのは皆さんもよくご存じではないでしょうか。家は生き物。放っておいていいことはありません。
空き家状態が価値を下げてしまう主な原因は、換気がされないこと。
湿気が溜まって細菌やダニが繁殖し、建物の木材を腐食させてしまいます。
トイレの配管の水が蒸発して下水から上がってくる臭気を水栓でシャットアウトできず、室内に臭気やバクテリアが蔓延していることも。
雨漏りに気づけず、建物全体に染み込んで躯体を弱くしている場合もあります。
すぐに売れば1000万円の価値があったのものが、10年後には300万円ということもあります。
すぐに売らないなら管理をする必要がありますし、管理をしないのであれば早く売った方が建物の評価が高くなります。
そこで今回は、早期売却が迫られるケースについて説明します。
相続の問題が発生した
土地や建物は分けにくいため、不動産の相続は分けやすく現金化しておくことがお勧めです。「すぐには決めたくない」「話がまとまらない」といった理由で放っておくと、家の老朽化は進む一方です。空き家で時間が経っていいことはあまりありません。
時間をおいてよかったという事例を強いて挙げるとしたら、地価が上がる可能性です。広島市や東広島市で、中心部なら地価が上がる可能性があるかもしれません。しかし現在では、中心部を除くほとんどの地域の地価は下がっています。日本全体でみると、放っておいて地価が上がる可能性は低いと言えます。
高齢の親の一人暮らしが心配
高齢で一人暮らしのお母様のことを娘さまが心配されて相談に来られたのですが、遠方に住む娘さまの時間や手間を考えて、仲介ではなく買取を提案させていただきました。
建物の評価も高く、得た資金を次の暮らしの費用にすぐに充てることができたと喜んでいただきました。
お金の話は、仲のいいご家族でもしづらいですよね。
大切な家の売却となるとなおさらです。
「いい人に借りてもらえないか」と考える方もいらっしゃると思います。
答えが出ず、ご自身の生活も忙しく、ついつい問題を先送りにしがちです。
どうしたらいいのか分からない、売却か仲介かを迷っているという時は、まずは不動産会社にご相談ください。
それぞれの場合の起こりうることや、査定額や費用など具体的なお話をさせていただきます。
判断材料があれば、ご家族とも話しやすくなるはずです。
相続が得意な司法書士と話をまとめたり、税理士からのアドバイスを受けたりという選択肢もあります。それぞれ専門分野の回答を得られますが、相談する側が専門知識をもって解決策を考えていく必要があります。
不動産会社ならご家族の事情を踏まえながら、専門家から意見を参考に家の価値や相続、税金のことを含めて包括的に話を進めていくことが可能です。
注意したいのは、相談先が信頼できない不動産会社だと、一方的に売却を勧められたり望んでいないのにご近所に情報を拡散したりと面倒なことにもなりかねません。地元に根差した、信頼できる不動産会社にご相談ください。
不動産会社選びのコツをこちらで紹介しています。
【東広島】不動産売却はどこがいい?売却の動向や相場もご紹介
ローンの返済が難しい
ローンの返済が滞って残債がたまり競売が実行される段階になると、金額よりも「早く、急いで売る」ことが最優先になります。
時間が経つほど金利が膨らみますし、遅延すると損害金も発生します。ローンの返済が難しいと分かったら、できるだけ早い段階で不動産会社に相談されることをお勧めします。
相談するとすぐに売れるとは限らないというのが難しいところです。ただ、築浅の物件だと、ローンがしっかり残っていても幸運なマッチングも期待できます。情報豊富な不動産会社に相談すれば「その土地の物件ならぜひほしい」という買主が見つかり、よりよい条件で売却できるかもしれません。
大切な家を売却することは心苦しいことだと思いますが、不動産売却は早いにこしたことはありません。不動産本舗では、問題を解決して、次へ進むお手伝いをさせていただきます。相談したら売らなければいけない、ということはありませんのでご安心ください。
離婚や転勤などでライフステージが変化する
離婚の際に揉めがちなのは、所有する不動産の権利。転勤でその家に住まなくなった際には、「念願のマイホームだから売りたくない。貸そうかな」と悩まれることも多いようです。いずれにしても時間が経つほどに、家は傷み価値は下がっていきます。売却するなら早い方が評価は高いですし、賃貸を悩んでいるなら早く貸した方が賃料も早く入ってきます。
家に思い出があり、所有しておきたいというお気持ちもよく分かります。ただ、売りも貸しもしないのは何も生み出しません。売却をすれば、その資金を次のライフステージのためにいかすことができます。賃貸を悩んでいる方には、数年後に使うかどうかを検討していただき、使う予定がないのであれば売却をお勧めします。
不動産本舗では、不動産の売却が人生を豊かにするための選択となるように、真剣にアドバイスさせていただきます。
相場が変動した
不動産の相場は読みづらいものです。上がることが確実と思われていた物件が、反対に下がることもあります。相場を読むには、現在の動向、街の情報が欠かせません。こうした情報は、地場の不動産会社がよく知っています。
不動産本舗では、売りたい不動産の近辺の相場、最近の上がり下がりの傾向などから、お客様にとってベストな売却なタイミングをご提案します。
家を早く売るなら?仲介と買取の違いをご紹介
仲介と買取の大きな違いは、時間と手間です。
仲介は売主と買主のマッチング次第で、早いこともあれば時間がかかることもあります。買取は不動産会社との値段交渉のみ、時間と手間を大幅に省くことができます。
仲介:少しでも高く売りたい人向け
不動産会社が仲介となり、買主とつなぎます。相場での取引で、マッチング次第では相場よりも高く売却できることもあります。ただ、売れるとは限りません。そして仲介手数料が必要です。
仲介で注意したいのは、相場よりもやたら高い査定をしてくる場合です。
売主にとって査定が高いのはうれしいことですし、不動産会社への信頼が増すかもしれません。
しかし、不動産会社が専任媒介契約をもらいたいがために高めに査定していることも多く見られます。
高すぎる設定は市場との整合性がとれていないために買い手がなかなか付かず、家が古くなり値引き交渉されることも。
売れなくても、高く査定した不動産会社に痛みは全くないのです。
専任媒介契約をした際には、3カ月を期限に仲介業者の動きを評価するようにしてください。
3カ月で売れなかったら不動産会社を変更することも視野にいれておきましょう。
査定額ばかりを強調する不動産会社よりも、正直な不動産会社に仲介を依頼した方が結局は早く高く売れるというのはよくあることです。
複数の不動産会社からのWeb上での査定見積を一括で取れる「査定サイト」というものがあります。
これは、会員の不動産会社に対し、売りたい方の不動産情報を1件1~2万円程度で売り、その情報を買った不動産業者から売りたい方へ査定結果を送るというシステムです。
売りやすい物件であれば、不動産会社は媒介契約を獲得するためにべらぼうな金額で査定し、一旦はそれで広告を出しますが、なかなか売れません。
いろいろな売れない理由を売主に伝え、価格を下げて出すことになります。
段階的に値下げをしている物件は、買主からみると「まだ下がるかもしれない」という真理が働きますので、結果的には、時間が通常よりもかかり、しかも適正価格を下回る金額で手放すことになります。
このシステムは、査定サイト運営会社に一方的に利益がある仕組だと判断していますので、不動産本舗は参加していません。
買取:少しでも早く売りたい人向け
不動産会社が買主となり、値段が決まれば売却完了です。最短で1週間程度で現金化できます。
買取後に、売主としての心配や手間から解放されます。家屋の荷物の片付け、境界の確定など売主が行う手続きなどを不動産会社がすべて行い、魅力的な商品に整えて売り出します。スピーディーな売却と、手間のなさは売主にメリットが多く、不動産本舗でも買取を希望される人が多いです。
売却価格は一般的に、仲介価格よりも2~3割は安くなります。
押さえておきたい買取のメリット・デメリットをご紹介
買取の最大のメリットは、スピーディーで手間がかからないことです。
ここでは、デメリットもあわせて詳しく説明します。
買取のメリット
第一に、売却までの時間を短縮できます。
買取なら1週間程度で現金化できる可能性があります。仲介手数料はかかりません。仲介での売却はマッチングして必要な手続きや片づけなどもありますので、現金化までには最短でも1カ月半はかかります。
買取によって現金化が決まっていることも大きな安心です。
また、買取の場合は、売主は契約不適合責任を問われません。買主から「そんなことは知らなかった」「話が違う」といったクレームを一切受けません。
買取では、売却完了まで人に知られることはありません。
特に住みながらの仲介の場合は、見学に対応したり、広告などの営業活動で売却しようとしていることが周囲に知られたりする可能性が高まります。買取なら、ご近所や親戚から詮索されることも減ります。
買取を相談したことをきっかけに、不動産会社から買主を紹介されるかもしれません。この場合は仲介となりますが、広告をせずに売却完了できるので情報が表に出ることはありません。不動産会社に相談しておくことで、選択肢が増える可能性があります。
買取のデメリット
買取の場合は、売主との調整や責任を不動産会社が担いますから、その分、売却金額が安くなります。一般的には仲介の2〜3割程度です。
もう一つ、農地、不便な場所、家屋の傷みが激しい、崖や崩れなどがあり加工が必要、自殺など心理的な瑕疵(かし)がある、といった物件は、買取できない場合もありますのでご注意ください。
家を早く売りたいのなら、知っておきたいポイントと注意点
家を早く売るには、いくつかの外せないポイントと注意点があります。一つずつ説明します。
売却に必要な書類はあらかじめ揃えておく
スピーディーに安全に取り引きは、一つでも不備があると実現できません。売却を思い立った時点で、書類の準備を始めておくと安心です。
不動産売却の必要書類についてはこちらでもご紹介しています。
不動産売却の必要書類とは?信頼できる不動産会社の書類取り扱い方法もご紹介
自分に似た条件から相場を知っておく
不動産のポータルサイトで、売りたい物件と似た条件で相場を確かめるのも方法です。土地なら、1年に1回発表される地価公示価格、また路線価や固定資産税評価額なども相場を把握する参考になります。
過去10年間ほどの、実際に売買された価格の情報はとても参考になります。不動産本舗も過去の事例や現在他の物件がいくらで売りに出されているかを参考に、ご相談に対応しています。
相場を調べる方法をこちらでも紹介しています。
家や土地、不動産を売却したい! 自分でできる相場の計算方法を解説
条件次第でははじめから買取を検討する
売却したい家の傷みが激しい場合、更地にして渡す条件を掲げていても物件を見た買主は更地をイメージしづらく、「買いたい」と思いにくいものです。
始めから不動産会社に買い取ってもらい、プロのノウハウで商品化すれば、売れる可能性が高まります。不動産本舗でも、更地にして売却することでより早い売却を実現しています。「傷んでいるからどうせ売れないだろう」と放置される前に、不動産本舗にご相談ください。
地域によって売れるまでの時間が異なることを知っておく
築浅、豪邸など建物がいいからと言って高く売れるとは限りません。不動産の価値を建物の価値で考える方が多いのですが、不動産の価値を決めるのは土地です。中心部だと売れやすいのですが、不便なところならたとえ豪邸でも売れにくいのが現状です。
売却までの期限を決めておく
仲介では、最初の3カ月で不動産会社の動き方を見て、売却成立しない場合は依頼先を見直すことをお勧めします。半年以内に売りたいとお考えなら、半年後に売れなかったら買取をしてもらうことを事前に決めておくのもお勧めです。
不動産本舗では、仲介か買取かを迷われている場合、お客様の思いを最優先します。「よりいい出会いを見つけたい」という場合は仲介を一緒にチャレンジさせていただきます。同時に、「3カ月で売却できなかったら買取ます」といった、将来への見通しを立てたご提案もします。売れなかった場合もなんとかなる、という安心感が、お客様に喜ばれています。
売却までのスピード感なら不動産本舗におまかせ
不動産本舗では、お客様の思いにそった売却をより早く実現するため、私たちが持つ情報を全て開示し、売却方法を一緒に考えます。
適正価格をお伝えし、お客様がそれ以上で売りたい場合は一緒にチャレンジをします。ただ、市場からかけ離れた価格設定では売却期間が長びき、家の価値を下げてしまいます。チャレンジを幸運に任せるのではなく、価格や売却期間のバランスをとりながらより早くより高く売却できるタイミングをアドバイスします。
不動産本舗では、お客様の事情に合わせてスピード感を持って対応させていただき、売却を通じた豊かな人生づくりをお手伝いさせていただきます。
まとめ
「高く売れます!」という言葉で売却期間をズルズルと引き延ばし、そのうち雑草が生い茂って…という物件を見かけると心が痛くなります。物件の価値は下がっていくばかりです。
私たち不動産本舗は、たとえお客様に言いにくい査定価格だとしても適正価格をお伝えし、「早く売りたい」という思いを叶えるプランをご提案します。私たちの都合で物件を動かすのではなく、売却後のお客様のお気持ちを大事にしながら動くことを心掛けています。
「顧客視点で考える」ことが不動産本舗の最大の特徴です。
記事を書いた人
- 東広島市で産まれ、前職から不動産業に携わって約25年、お仕事を通じて地域の皆様に育てていただきました。業者都合の提案ではなく、お客様にとって本当に価値のあることは何かを考え、本物の価値を提供することが、私の使命と感じています。お困り事、お悩み事がございましたら、まずは当社にお気軽にご相談下さい。
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