不動産コラム Column

家の売却で後悔したくない 。経験者が後悔した理由&対策や疑問をご紹介

家の売却で後悔…経験者が家を手放して後悔したこととは


みなさんこんにちは不動産本舗です
家を売却することは一生のうちに1度あるかどうかわからないようなことです。

・自分がどうしてよいかわからない
・家を手放す理由は様々
・大きな収入にもなりえる

一度売った家は戻ってこないので、絶対に後悔したくないと誰しもが思うことです。
しかしながら実際は、家を売却する方法やタイミングで後悔している方がいらっしゃいます。
では、どのようなことで後悔しておられるか?という事例をご紹介しましょう。

喪失感を覚えて後悔した

長年愛着のある家を手放すことはとても寂しいことです。
これは誰しも感じることだと思います。
ただ、この寂しさを出来るだけ感じないようにするためには、「これでよかったんだ」という自己肯定感が必要です。
実際にその喪失感を感じるのが嫌で、ずっと空き家になった状態であったり、メンテナンス費用が高くかかるのを承知で貸家に出したりする方も多いです。
先祖代々の家を手放した場合は、「私の代で受け継がれたものを断ち切った」というような自分を責める感覚もあるかもしれません。
子供がまだ育ち盛りの途中で、何らかの理由で家のローンが払えなくなり売却しなければならなくなると、生活の基盤や思い出を失い後悔しておられる方も多いようです。

不動産会社に任せきりにして後悔した  

いつまでたっても売れないと思っていたら、自社だけで仲介したいため他の不動産会社へ知られたくなく、物件情報を公開していなかった。
(通常不動産会社は、仲介の依頼を受けたら、レインズなどの流通システムにその物件を登録することで、他の不動産会社にも販売できるようにします。その場合、仲介手数料は、売主側から自社が、買主側からは他社が頂くこととなります。)
売却を依頼したが、数カ月何も報告がなく不安になった。

その他にも、後悔理由には様々あります。

相場よりも安い価格で売却して後悔した

売却した数か月後に広告を見ると、自分が売った家と同じような家が大幅に高く売られていた。
または、友人や他の不動産会社へ家の売却価格を話したところ「それは安い」と言われたというようなことがよくあります。

売却後に地価が上がって後悔した

売却数年後に近くがショッピングモールや駅などができたり、前面道路が広くなったり、もう少し待てば地価があがり、数百万円も高くなったのにと後悔した。

買い主との相性が悪くて後悔した

物件案内のときから引き渡しまで、買主に会うたびに買主からの言葉に嫌な気持ちになっているにも関わらず、不動産会社の担当者が一生懸命やってくれているので売却したが、後で「この人に売るんじゃなかった」と後悔した。
売却した後、家の前を通りかかると、せっかく売った家がまったく手入れをされず汚い状態になっていて後悔した。

想定ミスがあるまま契約してしまい後悔した

残りの返済金額が払えると思い売却価格を設定したが、売れたあとに仲介手数料を支払う際お金が不足し、両親に借りて支払った。

雨漏りが一か所あるのを買主に伝え忘れていたため、売却後に買主から「聞いていない」と言われ、多大な修繕費を支払わなければならなくなった。

売却にかかるコストが高額で後悔した

売却にかかる費用、仲介手数料、譲渡所得税、印紙税などを不動産会社から知らされていなかったため、もう少し売却価格を高く設定していればよかったと後悔した。

家の売却で後悔しないためにできる対策をご紹介

今まで大切にしてきた思い出の家を売却して後悔するのはとても寂しいことですよね。
では、どうすれば、後悔することなく気持ちよく売却できるのでしょうか。
ここでは、その対策をご紹介します。

不動産会社を慎重に選ぶ

これまでお伝えしてきたとおり、家を売って後悔するのは、価格だけの問題ではありません。むしろ、それ以外の要因が多いと思います。
そういう観点で見ると、様々な事例を知っている不動産会社やお客様にできるだけ喜んでもらおうと頑張っている不動産会社を選ぶことが重要です。
不動産会社の選び方ポイントは「不動産売却はどこがいい?失敗しない選び方とは」を参考にしてみて下さい

自分で相場を調べておく

不動産会社に依頼するのも重要ですが、納得の行く売却にするためにも、ご自分でもインターネットや雑誌、新聞広告などで、ご自分の家の近隣の物件をチェックすることもお勧めします。

念入りにシミュレーションする

金銭面で、予想外の費用が発生してしまい、後悔することがないよう、売却する時にどのタイミングでどのような費用がいくらかかるか、また、それを誰が支払うのかを事前に調査されることをお勧めします。 「不動産売却に必要な費用を知る」をご参照ください。
また、不動産会社には、依頼してから売却後までのスケジュールをある程度確認し、買主との無用のトラブルを避けることも必要です。
不動産売却を行う流れをご紹介」を参考にしてみてください。

内覧に力を入れる

家を買う人の立場に立って考えてみると、内覧した時の第一印象がとても大切だということに気づきます。通常は、金額、面積、築年数など、数値で表せるものは、広告や物件資料で確認されてからの内覧となりますので、買主はある程度絞られている状態です。購入してくれる確率は高いですが、余程希少な家でない限りは、内覧される方の数はひと月に多くとも10名以下になると思います。そこで、数値化できない五感で感じる価値をアピールする必要があります。

・台所、洗面脱衣所、風呂、トイレなどの水廻りは念入りに片付け綺麗に磨いておく。
・普段使っていない部屋にも風を入れ、消臭剤などで匂いをある程度消しておく。
・庭の剪定、草刈りをしておく。
・玄関に物を置かないようにしておく。
・切れた照明器具を変えておく。
・神棚・仏壇を綺麗にしておく。
・ペットはケージに入れておくか誰かに預かってもらっておく。(動物が苦手な人も意外に多いです)
・家族全員で笑顔で迎える。   など

内覧の時は、建物が古いか新しいかではなく、その家でこれから気持ちよく暮らせるかどうかが重要視されます。最大限の努力をされることをお勧めします。

家の売却に関するよくある疑問をご紹介

家を売却することは、私達のような不動産会社のスタッフでなければ、通常は一生に1、2回で、分からないことだらけだと思います。
ここでは、家の売却に関するよくあるご質問をご紹介します。

家を売却するまでの手順とは

「家を売却したいんですが、アパートかどこかに先に引っ越した方がいいですか?」
「東京に居ながら広島の家は売却出来ますか?」
「家の売却と購入を同時にできますか?」など、人によって家を売却するシチュエーションは様々です。

私達不動産本舗では、まずはその方の状況に応じてスケジュールを組み立て、丁寧に説明し、安心して売却を完了していただけるようにお手伝い致します。

参考までに、オーソドックスな売却の手順を紹介したコラムをご確認下さい。「不動産売却を行う流れをご紹介

家の売却に必要な費用とは?

家を売却するシチュエーションによって、必要になってくる費用は様々です。今回は、オーソドックスな売却についての費用をご紹介したコラム「不動産売却に必要な費用を知る」をご参照ください。

残った住宅ローンはどうすれば良い?

住宅ローンが残っている家の売却もケースとしては多いです。基本的には、ローンの残債+各種費用よりも高く売却できれば問題ありません。ただし、家の査定価格よりもかなり大きな債務が残っていることもあり、多くの不動産会社に断られた方のご相談もお受けしたことがあります。
まずは希望を捨てずに、信頼できる不動産会社にご相談下さい。
状況別に家のローンの処理方法をご紹介」をご参照ください。

古い家や空き家も売却できる?

ボロボロの古屋や、すぐには住めそうにない空き家も売却出来ます。「更地にした方が売れやすいだろう」と安易に解体したり、売れやすくするために多額の費用をかけてリフォームしてしまう前に、必ず信頼できる不動産会社にご相談下さい。
空き家問題は全国的な問題として、国や自治体で取り組んでいます。ケースによっては解体費や不要物処分費の補助金が出ることもありますので事前にご確認下さい。

家を後悔なく売却したいときには不動産本舗へご相談を

家を売却する時の大前提として、価格やスピードなどの経済的・機能的な価値は重要ですが、当社のスタッフは、それに加えて、「いい人に買ってもらって良かった」「最後まで安心して売却できた」「寂しい思いに寄り添ってもらえた」というような、「情緒的価値」を最も大切にしています。いくら高く、早く売却できても、嫌な気分になり、後悔されている方は多くいらっしゃいます。家の売却を依頼する時点で、その情緒的価値に気づきにくいからだと思います。当社は、その情緒的価値を踏まえて様々なご提案をし、売主様ひとり一人の気持ち、立場にできる限り寄り添い、売却が完了するまで伴走することをお約束します。東広島市、広島市には多くの素晴らしい不動産会社がありますが、後悔しないお家の売却をご検討されている方は、是非とも一度不動産本舗にご相談下さい。

まとめ

ご自分で購入した家であれ、ご両親から譲り受けた家であれ、家は間違いなく生活の基盤となり、そこで暮らした人の人生に大きく影響しています。
また、金額も大きいため、家を売却するのは、人生の大きなけじめとなります。大袈裟かも知れませんが、人生のターニングポイントとも言えます。
購入する時は、一世一代の買い物と思って慎重になる方が殆どですが、売却する時は意外に安易に考えられる方が多いように思います。
今後の人生を肯定的に生きるためにも、出来るだけのことを慎重に進められ、是非とも後悔しない家の売却をしていただくことを切に願います。

さて、次回は「家/土地(不動産)売却相場」についてお話したいと思います。

いったい「相場」って何でしょうか?誰が決めているのでしょう?
次回もぜひご覧ください!

 

記事を書いた人

葛城 正臣
葛城 正臣
東広島市で産まれ、前職から不動産業に携わって約25年、お仕事を通じて地域の皆様に育てていただきました。業者都合の提案ではなく、お客様にとって本当に価値のあることは何かを考え、本物の価値を提供することが、私の使命と感じています。お困り事、お悩み事がございましたら、まずは当社にお気軽にご相談下さい。